「洗面所の換気扇を掃除したいけど、カバーの外し方がわからない⋯」
「換気扇からゴーゴー音がするのは、ホコリが原因?」
洗面所は、タオルや衣類から出る細かな繊維くず、髪の毛などが舞いやすく、換気扇のカバーにもホコリがたまりがちです。
そのまま使い続けると吸い込みが弱くなり、湿気やニオイがこもりやすくなります。カバーだけ黒ずんでいるように見えても、裏側やファン付近までホコリが入り込んでいる場合もあるため、気づいた段階で掃除しておきたいところです。
この記事では、洗面所の換気扇カバーの外し方から、ホコリを取る掃除手順、外せない場合の対処法まで順番に解説します。
なぜ洗面所の換気扇は汚れる?掃除が必要な3つの理由
洗面所の換気扇が汚れやすい主な原因は、タオルや衣類から出る繊維ホコリや髪の毛です。
換気扇が空気を吸い込むたびに細かなホコリもカバーへ運ばれ、時間が経つにつれて格子やフィルターをふさいでいきます。洗濯機や脱衣スペースを兼ねている洗面所なら、衣類を扱う回数が多い分、ホコリも集まりやすくなります。
| 掃除をしない場合 | 起こりやすい変化 |
|---|---|
| カバーにホコリがたまる | 空気を吸い込みにくくなる |
| 換気量が落ちる | 湿気・ニオイが残りやすくなる |
| 内部までホコリが入る | 異音や動作不良につながる場合がある |
以前より音が大きくなった、カバーが灰色っぽく見えるといった変化が出ているなら、掃除のタイミングです。故障するまで使い続けるのではなく、表面のホコリが目立った段階で手入れしておきましょう。
失敗しない!洗面所の換気扇の外し方とカバーの種類
洗面所の換気扇カバーは、見た目が似ていても固定方法が異なります。勢いよく引っ張るとバネやツメを傷める場合があるため、少し下げて内部を確認しながら外してください。
①スプリング(針金)で固定されているタイプ
カバーを数cmほど下へ引いたとき、内側にV字型の金属バネが見えるタイプは、バネを内側へつまんで外します。
片側ずつ無理に引っ張るのではなく、バネの左右を指で寄せて本体側の穴から抜いてください。取り付ける際は逆の手順でバネを差し込み、カバーをゆっくり押し上げます。
外した瞬間に裏側のホコリが落ちることもあるので、顔をカバーの真下へ入れないほうが作業しやすいです。
バネが強い場合は手袋を着け、指を挟まないようゆっくり扱いましょう。
②ツメやネジで固定されているタイプ
カバーの端にツメやネジがある場合は、固定部分を確認してから順番に外します。
ネジ式ならプラスドライバーを使い、外したネジは小皿や袋へまとめておくと紛失しません。ツメ式は古くなると樹脂が劣化して割れやすくなるため、力を入れてこじるのは避けてください。
少し動かしても外れない場合は、品番を確認して取扱説明書を見るほうが確実です。
構造がわからないままドライバーを差し込むと、カバーだけでなく天井材まで傷めるおそれがあります。
洗面所の換気扇掃除をスムーズに進めるための準備
換気扇を触る前に電源を切り、安定した脚立や踏み台を用意してから掃除を始めます。機種によっては、スイッチだけでなく分電盤のブレーカーを切ってから手入れするようメーカーが案内しています。
- 安定した脚立/踏み台
- マスク
- ゴム手袋または軍手
- 掃除機+ブラシノズル
- 古歯ブラシ/柔らかいブラシ
- 台所用中性洗剤
- 雑巾/乾いた布
- 新聞紙またはビニールシート
洗面所の換気扇は乾いたホコリが中心なので、最初から大量の水や洗剤を使う必要はありません。
「吸う→必要な部分だけ洗う→よく乾かす」の順番で進めると、汚れを広げずに済みますよ。
【実践】洗面所の換気扇掃除の手順|ホコリを落とす5ステップ
換気扇掃除では、水を使う前に乾いたホコリをできるだけ取っておくのがポイントです。ここからは、カバーを外してから元へ戻すまでを5段階に分けて見ていきます。
手順①カバーを外してホコリを吸い取る
外したカバーは、濡らす前に掃除機で表面と裏面のホコリを吸い取ります。
先に水をかけると繊維ホコリが湿って網目へ張り付き、かえって取りにくくなる場合があります。ブラシノズルがあれば、格子へ軽く当てながら吸ってみてください。
ホコリが大量に付いている場合は、大きな袋の中へカバーを入れてから作業すると周囲へ飛び散りにくくなります。
力を入れてこするより、まず乾いたホコリを減らすことを優先しましょう。
手順②カバーを水洗いして細部まできれいにする
掃除機だけでは取れない黒ずみは、台所用中性洗剤と柔らかいブラシで洗います。メーカーも換気扇のお手入れには中性洗剤を案内しており、強い洗剤やタワシは避けるよう注意しています。
洗ったあとはタオルで水分を取り、そのまま陰干しします。
濡れたまま本体へ戻さず、十分に乾いてから取り付けるのが基本です。
手順③換気扇内部のホコリを掃除機で吸う
カバーを外した本体側は、掃除機の細口ノズルを使い、見える範囲のホコリを吸い取ります。
ファンへ付いたホコリも、手が届く場所なら柔らかいブラシで軽く浮かせながら吸うと取りやすくなります。
ただし、ノズルを羽根へ押し付けたり、モーター付近まで指を入れたりするのは避けてください。
手順④固く絞った布で本体を水拭きする
残った汚れは、水または薄めた中性洗剤を含ませて固く絞った布で拭き取ります。
本体へ洗剤や水を直接スプレーすると電装部分へ入り込むおそれがあるため、必ず布へ付けて使ってください。
メーカーも、中性洗剤を含ませた布で拭いたあと、水分を残さないよう乾拭きする方法を案内しています。
アルコール除菌剤も自己判断では使わないほうが無難です。換気扇の樹脂は洗剤や溶剤によって変色/変質する場合があるため、中性洗剤を基本にしてください。
手順⑤カバーを元に戻して運転確認をする
本体とカバーが乾いたら元へ戻し、電源を入れて音と吸い込みを確認します。
バネやツメ、ネジが正しく固定されているかを先に確認し、ガタつきがなければ数分ほど運転してください。
掃除前より音が静かになり、空気を吸っていれば作業完了です。簡単に吸い込みを確認したい場合は、薄いティッシュペーパーなどをカバーへ近づけ、吸い寄せられるかを見る方法もあります。
外せないタイプの換気扇はどう掃除する?奥の汚れを取るコツ
カバーが外れない換気扇は、無理に分解せず、外側と手が届く範囲のホコリを取るところまでにしましょう。
掃除機の細口ノズルや柔らかいハケを格子へ近づけ、ホコリを浮かせながら吸い取ってください。細い隙間なら、すき間掃除用のブラシを使うと作業しやすくなります。
エアダスターで奥へ吹き込む方法は、ホコリをさらに内部へ押し込んだり、洗面所全体へ飛散させたりする場合があるため積極的にはおすすめしません。
洗面所の換気扇掃除を楽にする!汚れを防ぐメンテナンス術
本格的な掃除の回数を減らしたいなら、カバー表面のホコリをこまめに吸っておくのが手軽です。
床へ掃除機をかけるついでに、月1回ほどカバーへブラシノズルを当てれば、厚いホコリの層になる前に取り除けます。
市販の後付けホコリ取りフィルターを使う場合は、換気扇のメーカーや機種が使用を認めているか確認してください。目の細かすぎるフィルターを貼ると吸い込みを妨げる場合があるため、何でも貼ればよいわけではありません。
洗面所の湿気が気になる家庭では、入浴や洗濯後も換気扇を活用し、給気口やドア下の通気部分を物でふさがないようにしておきましょう。
洗面所の換気扇掃除に関するよくある質問【Q&A】
Q:洗面所の換気扇はどのくらいの頻度で掃除する?
カバー表面のホコリは月1回ほど確認し、本格的な掃除は汚れ具合を見ながらおこなってください。
衣類の脱ぎ着が多い、洗濯機や乾燥機を置いている、家族の人数が多い家庭ではホコリがたまりやすいため、掃除の間隔も短くなります。
年1回と決め打ちするより、カバーが灰色になってきた、吸い込みが弱いと感じた段階で掃除するほうがわかりやすいでしょう。
表面だけなら掃除機ですぐ取れるので、厚く積もる前に吸っておくのがおすすめです。
Q:掃除しても「ゴーゴー」という異音が止まらないのはなぜ?
掃除後も異音が続く場合は、ホコリ以外にモーターや軸部分の劣化、部品の不具合などが疑われます。
まずはカバーが正しく取り付けられているか、ネジやバネが緩んでいないかを確認してください。
それでもゴーゴー音や擦れるような音が続くなら、自分で内部を分解して直そうとせず、メーカーや修理業者へ相談します。
焦げたニオイがする、回転が不安定といった症状もある場合は、使用を止めて点検してもらってください。
Q:賃貸物件の換気扇を自分で分解しても大丈夫?
賃貸住宅では、カバーを外して表面を掃除する程度にとどめ、ファンやモーターまで分解する作業は避けるのが無難です。
設備は貸主側の所有物なので、壊してしまうと修理費をめぐるトラブルになる場合があります。
カバーすら外し方がわからない場合は、取扱説明書を探すか、管理会社や大家へ確認してください。
Q:掃除中に黒い粉が落ちてきたけど大丈夫?
黒い粉は、長期間たまったホコリや汚れが固まって落ちている場合があります。
見た目だけでカビと断定するのは難しいため、マスクを着けて吸い込まないようにしながら掃除してください。
掃除機で乾いた汚れを吸ったあと、カバーや拭ける範囲を中性洗剤で掃除します。
内部まで黒ずみが広がっていて自分では届かない場合は、無理に奥へ手を入れないでください。
Q:お風呂の換気扇と同じ洗剤を使ってもいい?
取扱説明書で禁止されていなければ、換気扇の掃除には台所用などの中性洗剤を基本にします。パナソニックや三菱電機も、換気扇のお手入れに中性洗剤を案内しています。
一方、強い酸性/アルカリ性洗剤やアルコール、溶剤などは、樹脂の変色や割れにつながる場合があります。
洗剤を本体へ直接吹き付けず、布へ含ませてから拭き取ってください。
まとめ~洗面所の換気扇掃除はホコリを乾いたまま取ろう~
洗面所の換気扇掃除では、いきなり水拭きするのではなく、カバーや内部へたまった乾いたホコリを掃除機で吸うところから始めます。
カバーはスプリング式やツメ式など固定方法が異なるため、外れないときに力任せで引っ張るのは禁物です。外し方がわからなければ、品番から取扱説明書を確認してください。
カバーを洗う場合は中性洗剤を使い、本体側は水分を残さないよう固く絞った布で拭きます。ファンやモーターまで外す必要がある機種は、自分で無理に分解しないほうが安心です。
掃除後は換気扇を運転し、異音やガタつきがないかも確認しましょう。カバー表面のホコリを普段から吸っておけば、次回の本格掃除もかなり手軽になります。
高い場所での作業が難しい、カバーが外れない、内部へホコリがびっしり詰まっている場合は、無理に作業範囲を広げずプロへ相談する方法もあります。洗面所全体の汚れも気になっているなら、換気扇とあわせてクリーニングを頼み、一度まとめてきれいにしてもらうのもありですね。
