マットレスクリーニング

マットレスのカビの落とし方完全ガイド!自分で行う除去手順とやってはいけない取り方も解説

「マットレスに黒い点々が出てきたけど、これってカビなのかな⋯」
「カビ臭いマットレスを自分で落とすには、どうすればいいの!?」

毎日使うマットレスは、寝汗や皮脂、湿気がたまりやすく、気づかないうちにカビが広がることがあります。

とくにフローリングや畳へ直置きしている場合、底面に湿気がこもりやすく、黒い点々やカビ臭さが出てから慌てる方も少なくありません…

マットレスのカビは見た目の問題だけでなく、胞子を吸い込み続けることでアレルギーや喘息、皮膚トラブルにつながるおそれもあります。

今回はマットレスのカビの落とし方を、自分でできる除去手順、やってはいけない取り方、再発を防ぐ日常管理まで解説していきます!

マットレスにカビが生える原因と放置するリスク

マットレスのカビは、湿気だけで急に生えるわけではありません。

寝汗、皮脂、フケ、室内の湿度、通気不足が重なることで、カビが増えやすい環境に変わっていきます。

寝汗と皮脂がカビの栄養源になっている

マットレスにカビが生える大きな原因は、寝汗による湿気と、皮脂やフケなどの汚れがたまることです。

マットレスにカビが生える主な原因

人は一晩でコップ1杯分ほどの汗をかくとされていて、その湿気の一部はシーツを通してマットレスへ吸収されます。マットレス内部は体温で温まりやすく、湿度が高い状態が続くと、カビにとって増えやすい環境になります。

さらにフケ、アカ、皮脂などの汚れはカビの栄養源になるため、シーツやカバーを長く洗っていないと表面にも汚れが残りやすくなります。

まっちる編集部
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フローリングや畳に直置きしているマットレスは、底面の湿気が逃げにくく、短い期間で結露からカビへ進むことがあります。

カビを放置することで起こる深刻な健康被害

マットレスの下にカビが生えて黒ずんでいる・カビ対策・湿度管理

カビがあるマットレスを使い続けると、就寝中に胞子を吸い込み、アレルギーや喘息などの不調につながるおそれがあります。

鼻水やくしゃみが続く、寝起きに咳が出る、肌のかゆみが気になる場合は、寝具まわりのカビも疑ってみましょう。

カビの種類によっては、肺の炎症を起こす原因になることもあり、小さなお子様や高齢者は影響を受けやすい傾向があります。

また、カビ臭さがある寝室では、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めやすくなったりして、睡眠の質にも響きます。

まっちる編集部
まっちる編集部
黒い点々が広がっている場合は、見た目だけで判断せず、早めに除菌と乾燥を進めることが大切です!

自分でできるマットレスのカビを落とす基本手順

軽いカビであれば、消毒用エタノールを使って自分で対処できる場合があります。

ただしマットレスは水分を含みやすいため、こすらず、濡らしすぎず、最後にしっかり乾かすようにしましょう。

消毒用エタノールを使った除菌と除去手順

消毒用エタノールでマットレスのカビを除去する手順

作業前はマスクとゴム手袋を着け、窓を開けて換気します。カビ部分にエタノールを吹きかけて1時間ほど置いたら、ぬるま湯で濡らして固く絞ったタオルを上から押し当てるように拭き取りましょう。

横にこするとカビが広がりやすいため、こすらずトントンと叩くのがポイントです。

最後は送風や扇風機でしっかり乾かし、湿り気が残っていないことを確認してからシーツを戻してください。

黒ずみが残る場合の酸素系漂白剤の使い方

エタノールで除菌しても黒いシミが残る場合は、「酸素系漂白剤」を薄めて部分的に使うと、跡が薄くなることがあります。

40~50度ほどのぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、スプレーボトルに入れるか、タオルへ含ませてシミ部分に当てます。

数分から数十分ほど置いてシミを浮かせたら、湿らせた布で叩くようにして洗剤成分を拭き取ってください。

塩素系より扱いやすいとはいえ、素材によっては変色するため、必ず目立たない場所で試してから使う流れが安全です。

洗剤成分が残ると、新たな汚れやカビの原因になるため、二度拭きでしっかり取り除くことが大切です。

作業後はマットレスを立てかけ、扇風機の風を当てながら、湿り気が残らないところまで乾燥させましょう。

絶対にやってはいけない間違ったカビの取り方5選

まっちる編集部
まっちる編集部
マットレスのカビは、落とし方を間違えると見た目以上に厄介です。

強い洗剤で生地を傷めたり、掃除機の排気で胞子を広げたりすると、かえって寝室全体のカビ対策が難しくなります。

ここではマットレスのカビ取りで避けたいNG行為と、代わりに意識したい対処法を整理します。

NG行為 やってはいけない理由 正しい考え方
①塩素系漂白剤を使う 刺激が強く、生地の変色/劣化/肌荒れにつながりやすい まずは消毒用エタノールで除菌し、黒ずみには酸素系漂白剤を部分使いする
②洗剤を混ぜて使う 塩素系と酸性洗剤が混ざると、有毒ガスが発生する危険がある 洗剤は自己判断で混ぜず、1種類ずつ使う
③乾いたカビを掃除機で吸う 排気と一緒に胞子が室内へ広がり、寝室全体へ飛びやすい 先にエタノールで湿らせて除菌し、タオルで叩き拭きする
④水や洗剤を大量に使う 内部まで濡れると乾きにくくなり、かえって内側でカビが増えやすい タオルは固く絞り、必要な分だけ使う
⑤除菌せずにドライヤーだけで乾かす 胞子を周囲へ飛ばしやすく、根本的な除去にもつながらない 除菌を済ませてから、送風/扇風機でしっかり乾かす

とくに注意したいのは、浴室やキッチン用のカビ取り剤をそのままマットレスに使うことです。寝具は肌に長時間ふれるため、刺激の強い薬剤や洗剤成分が残る使い方は向いていません。

カビを落とすときは先に消毒用エタノールで除菌し、固く絞ったタオルで叩き拭きしたあと、内部までしっかり乾かすようにしましょう!

マットレスのカビを予防する日常のお手入れ習慣

カビを落とした後は、再発させない管理が大切です。マットレス周辺の湿気は部屋全体の湿度だけでは見えにくいため、空気の通り道と乾燥のタイミングを日常に入れていきましょう。

予防策 具体的な内容
①起床後の布団めくり 掛け布団を1~2時間めくり、寝汗の湿気を逃がす
②壁との距離を取る マットレスを壁から10cm以上離し、背面や側面の結露を防ぐ
③シーツの洗濯 週1回を目安に洗い、皮脂汚れやフケをため込まない
④除湿シートの活用 マットレス底面にたまりやすい湿気を吸収する
⑤立てかけ換気 1~2週間に1回、壁に立てかけて扇風機の風を当てる
⑥ローテーション 3ヶ月に1回ほど上下/裏表を入れ替え、湿気が同じ場所にたまるのを防ぐ

マットレスのカビ予防では、湿気と汚れをため込まないことが基本です。朝は掛け布団をめくって湿気を逃がし、マットレスは壁から10cmほど離して空気の通り道を作りましょう。

ベッド下や壁際は湿気がこもりやすいため、湿度計で確認しておくと管理しやすくなります。

まっちる編集部
まっちる編集部
裏面にカビが出ていた場合は、すのこや床板もエタノールで拭き、再発の原因を残さないことが大切です。!

自分で落とせないマットレスのカビは「クリーニング」や「買い替え」も検討しよう!

表面の軽いカビなら自分で対処しやすいものの、広範囲に広がったカビや強いカビ臭は家庭だけでは落としきれない場合があります。

無理に使い続けるより、「クリーニングで洗浄する」か、「買い替える」かを早めに見極めたほうが、寝具まわりを清潔に保ちやすくなります。

専門業者によるクリーニングの費用相場とメリット

自分で落としきれないカビ臭や内部の汚れに関しては、専門業者のマットレスクリーニングに任せるほうが安心です。

業者はリンサーなどの専用機材を使い、高温スチームや強力な吸引で、表面だけでなく内部に入り込んだ汚れまで洗い出します。

カビ臭の軽減、防カビ加工、ダニ対策までまとめて相談できるため、寝具全体の衛生を整えたい場合にも向いています。

料金はシングルサイズ9,000円〜15,000円あたりが目安で、サイズやカビ取り、防カビ加工などのオプションによって変わります。

サイズ 業者に依頼したときの料金相場 主な目安
ベビー/キッズ 7,000円〜9,000円程度 小型で作業範囲が狭い
シングル 9,000円〜15,000円程度 一人暮らしの標準的な予算
セミダブル/ダブル 10,000円〜20,000円程度 作業面積に応じて上がる
クイーン/キング 14,000円〜30,000円程度 大型で作業工程が増える

ただし、ウレタンやラテックス素材は水や熱に弱く、業者でも対応できない場合があるため、素材名を事前に伝えて確認してください。

カビが広範囲なら処分・買い替えを検討しよう

カビがマットレスの半分以上に広がっている場合は、表面だけでなく内部まで菌糸が入り込んでいるおそれがあります。その状態では、表面の黒ずみを薄くしても、湿気が戻るたびに同じ場所から再発しやすくなります。

使用年数が10年近いマットレスは、カビだけでなくコイルのへたりや素材の劣化も進んでいる可能性があります。

安価なマットレスでは、クリーニング費用と新品価格が近くなることもあるため、費用と衛生面を比べて買い替えを選ぶのも十分ありです。

まっちる編集部
まっちる編集部
クリーニング後もカビ臭が残る、咳や皮膚の不調が続く場合は、無理に使い続けず処分を検討しましょう!

マットレスのカビ落としに関するよくある質問【Q&A】

Q&A/よくある質問

Q. 天日干しをすれば紫外線でカビは死にますか?

天日干しで表面の胞子にある程度の影響は出ますが、日光が届かない内部の菌糸までは対処しきれません。

また、マットレスの素材によっては熱や紫外線で劣化が進むこともあります。

マットレスのカビ対策では、長時間の天日干しより、風通しのよい日陰で乾かす陰干しを基本にしましょう。

Q. 重曹だけでカビを完全に落とせますか?

重曹は消臭や軽い汚れ落としには使いやすいものの、カビをしっかり殺菌する力は強くありません。

カビ臭さを少しやわらげる目的なら使えますが、黒い点々がある場合は重曹だけで済ませないほうが安全です。

カビを落とすときは、消毒用エタノールで除菌してから、必要に応じて酸素系漂白剤でシミへ対応する流れが基本です。

Q. 布団乾燥機の熱でカビを退治できますか?

布団乾燥機はマットレスの湿気を飛ばすうえで便利ですが、カビの死骸や黒いシミまで消えるわけではありません。

高温で乾燥させても、残った汚れをそのままにすると、寝具として気持ちよく使いにくい状態が続きます。

布団乾燥機は、エタノールで除菌した後の乾燥や、再発予防として使うのがおすすめです。

Q. マンションの1階で日当たりが悪い場合の対策は?

マンションの1階や日当たりの悪い寝室は、外から湿気が入りやすく、床付近に湿気がたまりやすい傾向があります。

窓を開けるだけでは湿度が下がりにくい日もあるため、除湿機を使って室内の湿気を下げることも検討してください。

ベッドフレームは脚付きやすのこタイプを選び、床とマットレスの間に空気が通るすき間を作ることが大切です。

まとめ~マットレスのカビの落とし方は除菌と乾燥が基本~

マットレスのカビは、寝汗による湿気と皮脂汚れが重なることで発生しやすくなります。

黒い点々やカビ臭さに気づいたら、まずはマスクと手袋を着け、消毒用エタノールを使って除菌し、こすらず叩くように拭き取りましょう。

カビを落とした後は、掛け布団をめくる、シーツを洗う、マットレスを立てかける、ベッド下の湿度を確認するなど、湿気をためない習慣が再発予防につながります。

カビが広範囲に広がっている場合や、カビ臭さが残る場合は、プロのクリーニングや買い替えも検討しましょう!