害獣駆除

害獣駆除は市役所に頼める?5つの支援と相談先をわかりやすく解説

「害獣駆除は市役所に頼めば無料でやってもらえる?」
「屋根裏に動物がいるけれど、何課へ相談すればいいの?」

自宅で害獣被害が起きたとき、最初の相談先として市役所を思い浮かべる方は多いでしょう。

しかし、市役所は相談や捕獲許可の手続きには対応していても、職員が個人宅を訪問して害獣を駆除してくれるとは限りません。

対応範囲を知らずに相談すると、「駆除はご自身でお願いします」と案内され、戸惑ってしまいがち…

この記事では、害獣駆除について市役所へ相談した際に受けられる支援や、相談前に確認したい注意点を解説します。

まっちる編集部
まっちる編集部
担当窓口の探し方や、市役所を待たずに専門業者へ相談したほうがよい状況も紹介するので、現在の被害に合った対応を選ぶ際の参考にしてください。

害獣駆除は市役所でやってくれる?意外と知らない行政の役割

窓口/行政

多くの市役所では、個人の住宅や敷地に入り込んだ害獣を直接駆除していません。公共施設や道路などで被害が出ている場合を除き、私有地の管理は所有者や管理者が対応するのが基本です。

そのため市役所へ連絡しても、職員が屋根裏へ入って追い出したり、侵入口をふさいだりするわけではありません。

市役所の主な役割は、被害に合った対策の案内や捕獲許可の手続き、自治体独自の支援制度を紹介することです。

市役所を駆除作業の依頼先ではなく、解決方法を整理する相談窓口として使うと考えておくと、相談後の食い違いを防げます。

自治体によっては捕獲器の貸し出しや補助金制度を設けています。対応内容は地域ごとに違うため、お住まいの自治体へ確認してくださいね。

市役所が提供する5つの主な支援内容

市役所が害獣を直接駆除しない場合でも、相談する意味がないわけではありません。被害状況や害獣の種類によっては、費用や作業の負担を減らせる制度を利用できることがあります。

支援内容①駆除方法や対策についてのアドバイス

相談

害獣の種類や被害の場所を伝えると、追い出し方や侵入口をふさぐ方法について案内してもらえる場合があります。

地域でアライグマやハクビシンなどの被害が増えている場合は、その地域で使われている対策資材や注意点を聞けることもあります。

害獣の種類がわからないときは、足跡やフン、建物の傷、物音が聞こえる時間帯を撮影・記録しておくと相談しやすくなります。

ただし、電話や窓口での案内だけに限られ、職員による現地確認には対応していない自治体も少なくありません。

支援内容②捕獲に必要な許可の手続き

窓口/行政/手続き

野生鳥獣は原則として自由に捕獲できないため、箱わななどを使う前に自治体へ確認してください。

鳥獣保護管理法の対象となる動物を無許可で捕獲・殺傷すると、法令違反になるおそれがあります。

違法に野生鳥獣を捕獲した場合、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される場合があります。

許可する機関や申請書類、狩猟免許の扱いは、対象となる動物や捕獲方法、自治体の基準によって変わります。

まっちる編集部
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自宅の被害を止める目的であっても、先に罠を置かず、市役所や都道府県の担当部署へ相談してください!

支援内容③罠や捕獲器の貸し出し

捕獲器

自治体によっては、ネズミ用の捕そカゴやアライグマなどに使う箱わなを無料で貸し出しています。

購入費をかけずに利用できますが、対象動物や貸出期間、設置できる場所には条件があります。

野生鳥獣用の箱わなでは、事前に捕獲許可を取ることが貸し出しの条件となっているケースもあります。

捕獲器を借りる前に、捕まえた個体を誰が回収し、どのように処理するのかまで確認してください。

貸出数が限られている自治体もあるため、在庫や予約状況は電話で聞いておくと二度手間になりません。

支援内容④専門業者や関係団体の案内

業者/害虫駆除

自力での対処が難しい場合は、害獣駆除業者や地域の関係団体を案内してもらえることがあります。

ただし、市役所から案内された業者だからといって、自治体が料金や作業結果まで保証してくれるわけではありません。

業者ごとに駆除費用や施工範囲、再発保証の条件が異なるため、契約前に見積書を確認しましょう。

まっちる編集部
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行政から案内された1社だけで決めず、民間業者を含む2~3社から相見積もりを取ると、料金や保証内容を比べやすくなります。

支援内容⑤駆除費用や設備購入への補助金

補助金

一部の自治体では、電気柵や防護ネットの購入費、捕獲活動にかかる費用などを補助しています。

農地の被害を対象とする制度が中心ですが、地域や制度によっては住宅地での対策が含まれる場合もあります。

補助金は、購入や契約の前に申請しなければ対象にならないケースがあるため、先に道具を買わないよう注意してください。

申請時には被害写真や見積書、設置場所の図面などを求められることがあります。

予算の上限に達すると年度途中でも受付が終わる場合があるため、制度を見つけたら早めに問い合わせましょう。

捕獲器の返却後や補助事業の完了後には、実績報告書の提出を求められる場合があります。提出を忘れると補助金が支払われなかったり、次回の申請へ影響したりする可能性があるため、最後の書類まで確認してください。

市役所に相談する前に知っておきたい3つの注意点

注意

市役所の支援は費用を抑えたいときに助かりますが、民間業者と同じ対応を受けられるわけではありません。自力で捕獲する場合は、その後の処理まで含めて考えておく必要があります。

注意点①捕獲後の回収や処理まで確認する

捕獲器を貸してもらえても、捕獲後の個体を市役所が回収してくれるとは限りません。自治体や対象動物によっては、利用者が処理したり、専門業者へ有料で回収を頼んだりすることになります。

捕まえた動物を別の場所へ勝手に放すと、法律や自治体の指示に反するおそれがあるため避けてください。

清掃工場などで受け入れる自治体もありますが、対象動物や持ち込み方法、料金は地域ごとに違います。

まっちる編集部
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捕獲後に困らないよう、貸し出しを申し込む段階で回収先や梱包方法まで聞いておきましょう。

注意点②申請や貸し出しには時間がかかる

捕獲許可の審査や捕獲器の貸し出しは、その場ですぐ終わるとは限りません。

書類の不足や捕獲器の在庫状況によっては、実際に対策を始めるまで数日以上かかることもあります。

その間にもフン尿による汚れや断熱材の破損、配線をかじられる被害が広がるかもしれません。

天井から強い臭いがする、動物が室内へ出てきた、配線付近で物音がするといった場合は、行政の手続きを待たずに業者へ相談してください。

注意点③夜間や土日祝日は相談しにくい

市役所の相談窓口は、原則として「平日の日中」に限られます。

害獣は夜間に活動することが多いため、窓口が閉まったあとに物音や侵入へ気づくケースも珍しくありません。

連休中に捕獲器を設置する場合は、捕獲後の連絡先や対応方法を事前に確認しておく必要があります。

まっちる編集部
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訪問する際は、担当部署と必要書類、捕獲器の在庫を電話で確認してから向かうと手続きを進めやすくなります。

相談窓口は何課?自治体によって異なる担当部署の見つけ方

相談/窓口/行政

害獣駆除の相談窓口は、農林課・農政課・環境課・生活衛生課など、自治体によって異なります。

農作物への被害は農政関係の部署、住宅内のネズミや衛生被害は保健所や生活衛生関係の部署が担当することもあります。

自治体の公式サイトで「〇〇市 害獣駆除」「〇〇市 有害鳥獣 捕獲器」と検索すると、担当部署を探しやすくなります。

見つからない場合は市役所の代表番号へ電話し、「自宅の屋根裏に動物が入り、捕獲や対策について相談したい」と伝えてください。

まっちる編集部
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電話では下記を伝えると、担当部署へつないでもらいやすくなります。

  • 被害場所
  • 動物の種類
  • 物音がする時間
  • フンや足跡の有無
  • 捕獲器を借りたいか

緊急時や確実な解決を求めるなら専門業者へ相談すべき理由

被害がすでに建物内部まで広がっている場合は、捕獲だけでなく清掃や消毒、侵入口の封鎖まで対応できる専門業者へ相談してください。

まっちる編集部
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害獣を追い出しても、侵入口が残っていれば別の個体が入り込み、結局再び被害が起こります…

また、屋根裏に残ったフン尿や巣材を放置すると、臭いや害虫の発生が続くため、追い出しだけでは足りません。

業者へ相談する際は、駆除費用だけでなく、下記が見積書に含まれているか確認しましょう。

  • 清掃
  • 消毒
  • 侵入口の封鎖
  • 捕獲個体の処理
  • 再発保証

今すぐ物音を止めたい方や、自分で捕獲後の処理をしたくない方は、市役所への相談と並行して民間業者から見積もりを取ると対応が遅れにくくなります。

害獣駆除と市役所の活用に関するよくある質問【Q&A】

Q&A/よくある質問

Q:市役所はネズミも駆除してくれませんか?

ネズミの駆除も、住宅の所有者や管理者が対応するのが基本です。

ただし、自治体によっては捕そカゴの貸し出しや、防除方法の案内をおこなっています。

薬剤の配布についても地域差があるため、市役所や保健所の生活衛生担当へ確認してください。

Q:隣家が害獣の住みかになっている場合は相談できますか?

敷地から害獣が出入りしている、悪臭やフンの被害が及んでいるといった状況は、市役所へ相談できます。

ただし、民有地へ市役所が立ち入り、強制的に片付けや駆除をおこなえるとは限りません。

被害の日付や写真を残し、生活環境や空き家を担当する部署へ状況を伝えてください。

Q:市役所から案内された業者は断れますか?

業者を案内されても、契約する義務はありません。

見積額や作業内容に納得できなければ断り、別の業者へ相談できます。

行政から案内された業者を含めて複数社を比べ、追加料金や保証条件まで確認してから選びましょう。

Q:捕獲器を借りるには狩猟免許が必要ですか?

狩猟免許や捕獲許可が必要かどうかは、動物の種類や罠の種類、自治体の基準によって異なります。

住宅被害を防ぐ目的で許可捕獲を申請できる場合もありますが、免許がなくても必ず認められるわけではありません。

自分で判断して設置せず、捕獲器を借りる前に担当部署へ確認してください。

Q:捕獲許可が下りないこともありますか?

被害の程度や対象動物、捕獲場所、使用する罠によっては、許可されない場合があります。

申請時にはフンや足跡、食害、建物の傷など、被害がわかる写真を用意しておきましょう。

捕獲以外の方法を先に試すよう案内された場合は、追い出しや侵入口の封鎖も含めて対策を組み直します。

まとめ~害獣駆除は市役所と専門業者を使い分けよう~

市役所は個人宅の害獣を直接駆除する場所ではありませんが、対策の相談や捕獲許可、捕獲器の貸し出し、補助制度の案内を受けられる場合があります。

費用を抑えたいときは、まず自治体の公式サイトを確認し、利用できる制度がないか調べてみてください。

一方で、捕獲後の処理や屋根裏の清掃、侵入口の封鎖まで自分で進めるのは簡単ではありません。

被害が広がっている場合や、夜間・休日に早く対処したい場合は、市役所の返答を待たずに害獣駆除業者へ相談したほうが被害を止めやすくなります。

まっちる編集部
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行政の支援内容と専門業者の見積もりを比べ、現在の被害状況に合う対応を選びましょう!