害虫駆除

ゴキブリ対策にハーブは有効?最強の忌避効果を持つ種類と逆効果を避ける全知識

「ゴキブリ対策にハーブを使いたいけど、本当に効くの?」
「殺虫剤をあまり使わずに、家へ入ってくるゴキブリを防ぎたい⋯」

ゴキブリ対策としてハーブを置く方法は、天然素材で始めやすい反面、使い方を間違えると効果を感じにくくなります。

とくに、ミントやクローブのようにゴキブリが苦手な香りもあれば、バニラやアニスのように甘い香りで寄せつけてしまうものもあります。

この記事では、ゴキブリ対策にハーブを使うときの正しい選び方、スプレーの作り方、逆効果を避ける注意点まで解説していきます。

ハーブだけで完全に駆除できるわけではありませんが、玄関、窓際、排水口まわりなどの侵入経路を守る対策としては取り入れやすい方法です。

ゴキブリがハーブを嫌う理由と忌避効果

ゴキブリがハーブを避けるのは、精油に含まれる強い芳香成分が、発達した嗅覚にとって刺激になるためです。

ハーブには「エッセンシャルオイル(精油)」と呼ばれる香りの成分が含まれており、その香りを虫が嫌がることがあります。なかでもチモールやオイゲノールなどの成分は、ゴキブリにとって不快に働きやすい成分として知られています。

ただし、鉢植えをひとつ置いただけで部屋全体を守るほどの濃度にはなりにくいです。

ハーブは「家に入れない」「通り道へ近づけない」ための予防策として使うほうが、失敗しにくいです。

ゴキブリ対策におすすめの最強ハーブ4選

まっちる編集部
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ゴキブリ対策に使うなら、香りが強く、忌避成分を含むハーブを選びましょう。

どれを選ぶか迷う場合は、香りの強さ、置きやすさ、管理のしやすさで比べると、自宅に合うものを選びやすくなります。

ハーブ 主な成分 使いやすい場所 使い方
ミントミント メントール 玄関/窓際/ゴミ箱まわり スプレー/乾燥葉
クローブクローブ オイゲノール シンク下/家具の隙間 ホール/精油
アロマティカスアロマティカス チモール 窓際/キッチンカウンター 鉢植え/葉を摘む
タイムタイム チモール 水回り/床まわり 精油/拭き掃除

スーッとする香りで侵入を阻む「ミント」

ミント

ミントは、ゴキブリ対策として最初に試しやすい定番のハーブです。ハッカに含まれるメントールのスーッとした香りは、人には爽やかでも、ゴキブリには強い刺激になります。

精油を薄めたスプレーを玄関、窓のサッシ、ベランダ側の出入口へ吹きかけると、外から入ってくるゴキブリを寄せつけにくくなります。

乾燥させたミントをお茶パックへ入れ、ゴミ箱の底やシンク下に置く使い方も手軽でおすすめです。

ただしミントは繁殖力が強いため、庭へ直接植えるより鉢植えで管理するほうが扱いやすいですね。

②スパイスの力で強力に遠ざける「クローブ」

クローブ

クローブは、香りの強さを活かしてゴキブリを遠ざけたい場所に使いやすいハーブです。含まれているオイゲノールは、ゴキブリが嫌がる成分として知られています。

漢方薬やスパイスに近い重めの香りがあるため、シンク下、冷蔵庫の横、家具の隙間など、ゴキブリが通りそうな場所に置くと使いやすいです。

ホールのクローブを小皿に入れて置いたり、精油をコットンへ数滴垂らしたりするだけでも始められます。

ただし香りが強いので、寝室や食卓まわりでは置きすぎないようにしてください。 

③インテリアとしても使いやすい「アロマティカス」

アロマティカス

アロマティカスは、見た目のかわいさと香りの強さを両立しやすいハーブ。多肉質の葉を持つ植物で、葉に触れるとハーブらしい香りが広がります。

キッチンカウンターや窓際に置きやすく、いかにも害虫対策という見た目になりにくい点も使いやすいところです。

葉を軽くこすったり、成長した葉を摘んで玄関まわりへ置いたりすると、香りを出しやすくなります。

鉢植えで使う場合は受け皿の水を毎日捨て、湿った土や水たまりでゴキブリを寄せないようにしましょう。

④料理のスパイスとしてもおなじみの「タイム」

タイム

タイムは、チモールを含むハーブとして水回りの対策に使いやすいです。料理用としてもなじみがあり、香りの強いコモンタイムなどはゴキブリ対策にも回しやすいハーブです。

精油を薄めたスプレーで床や壁の下部を軽く拭くと、ゴキブリが通ったあとに残るにおい対策にもなります。

ミントやクローブほど香りが前に出すぎないため、キッチンや洗面所でも使いやすいです。

複数のハーブを使うなら、2週間ごとにミント系とクローブ系を入れ替えるなど、香りを変えて慣れを防ぐ工夫も入れてみてください。

注意!逆にゴキブリを寄せ付けてしまうNGハーブ

ハーブやスパイスなら何でもゴキブリ対策になるわけではなく、「甘い香り」や「湿った鉢植え」は逆効果になることがあります。

バニラビーンズやアニスのように甘い香りが強いものは、ゴキブリにエサのにおいとして受け取られるおそれがあります。

バニラビーンズとアニス

キッチンで使う場合は、必ず密閉容器に入れ、香りが漏れたまま放置しないようにしてください。

ユーカリは虫よけのイメージがありますが、同じ香りを長く置きっぱなしにすると、場所によっては慣れられてしまうこともあります。

ユーカリ
まっちる編集部
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とくに注意したいのは、鉢植えの受け皿に溜まった水や、放置した枯れ葉です。ハーブの香りより、湿気や有機物のほうがゴキブリを引き寄せてしまうため、枯れ葉はこまめに取り、受け皿の水は毎日捨てましょう。

ハーブを使った具体的なゴキブリ対策の手順

ハーブをゴキブリ対策に使うなら、ただ置くだけで終わらせないことが大切です。

香りが届く場所、香りを入れ替える頻度、鉢植えの水管理まで決めておくと、途中で面倒になりにくくなります。

対策①手軽に作れる「ハーブ忌避スプレー」

ハーブの香りを広げたいなら、精油を使ったスプレーが扱いやくてオススメです。材料は、無水エタノール10ml、精製水90ml、ミントやクローブなどの精油20滴ほどです。

スプレーボトルに無水エタノールと精油を先に入れて混ぜ、そのあと精製水を加えてよく振ります。

精油は光や熱で劣化しやすいため、できれば遮光性のある琥珀色のガラスボトルに入れて保管しましょう。

家具や床材によってはシミになることもあるため、目立たない場所で試してから使うほうが安心です。

まっちる編集部
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玄関、窓のサッシ、ベランダの出入口、キッチンの排水口まわりなどへ、1日1回を目安に軽く吹きかけてください。

対策②自宅でハーブを栽培して「ゴキブリ除けスポット」を作る

鉢植えのハーブを用意できる場合は、玄関や窓際などの”ゴキブリが入りやすい場所”に置いてみましょう。

鉢植えのミント

ミントやアロマティカスの苗を買った際は、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。葉が揺れたり、手で軽く触れたりすると香りが出やすいため、窓際やベランダの出入口に置くと周囲へ香りが広がります。

株が育ってきたら葉を少し摘み、玄関マットの下やゴミ箱まわりへ置くと、そのぶん香りを届ける場所を増やせます。

ただし、受け皿に水を溜めると、ゴキブリが水を飲みに寄ってくるおそれがあります。

まっちる編集部
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同じ香りを置きっぱなしにせず、ミント、クローブ、タイムを2週間ごとに替えると、ゴキブリが香りに慣れにくくなりますよ。

ハーブによるゴキブリ対策のメリットとデメリット

ハーブを使ったゴキブリ対策は、殺虫剤のにおいが苦手な方や、小さな子ども・ペットがいる家庭でも取り入れやすい方法。

ただし、ハーブはあくまでゴキブリを寄せつけにくくする対策であり、目の前に出た個体をすぐ退治したり、卵や幼虫までまとめて駆除したりするものではありません。

まっちる編集部
まっちる編集部
ここではハーブ対策が向いている場面と、ハーブだけでは足りない場面を分けて整理します。

ハーブ対策のメリット

ハーブ対策のよいところは、まず室内に強い薬剤臭が残りにくく、暮らしの中へ取り入れやすい点です。

ミントやアロマティカスの鉢植えを窓際に置いたり、精油を薄めたスプレーを玄関まわりへ吹きかけたりすれば、アロマ感覚でゴキブリ対策を続けられます。

苗や精油は数百円から数千円ほどで用意できるため、いきなり家全体を対策するのではなく、玄関、窓際、キッチンなど気になる場所から始めやすいです。

まっちる編集部
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殺虫剤を多く使いたくないご家庭からすると、侵入予防のひとつとして取り入れやすい方法といえます。

ハーブ対策のデメリット

一方で、ハーブには即効性のある駆除力はありません。目の前にゴキブリが出たときに、ミントやクローブの香りだけで動きを止めるのは難しいです。

また、家の中で卵や幼虫が増えている場合、ハーブの香りだけでは発生源まで処理できません。

毎日のようにゴキブリを見る、小さな個体を見かける、キッチン裏や床下に巣がありそうな場合は、ハーブだけに頼らず、ベイト剤やプロの駆除も検討したほうが安全です。

ゴキブリとハーブに関するよくある質問【Q&A】

Q&A

Q:赤ちゃんや犬・猫がいる部屋でハーブスプレーを使っても大丈夫?

天然由来の香りでも、赤ちゃんやペットがいる部屋では薄めに使い、換気しながら試してください。

とくに猫は精油の種類によって体に合わない場合があるため、ティーツリーなど刺激が強い精油は避けたほうが無難です。

床やペット用品へ直接吹きかけず、舐めない場所を選んで使いましょう。

Q:ハーブスプレーを掃除機で吸わせるのは効果がありますか?

紙パック式の掃除機なら、精油を含ませたコットンを紙パック内へ入れ、排気から香りを広げる使い方があります。

ただし、生きたゴキブリを掃除機で吸うのは避けてください。

中で生き残ったり、卵を持ち込んだりするおそれがあるため、吸ってしまった場合はすぐ紙パックを密閉して処分しましょう。

Q:ミントの鉢植えを玄関に置くだけで効果はありますか?

置かないよりはよいですが、鉢植えひとつだけで玄関全体を守るのは難しいです。

葉を軽くこすって香りを出す、ミントスプレーをドア下やサッシへ吹きかけるなど、香りを届かせるひと手間が効きます。

あわせてドア下の隙間や排水口まわりも確認しておきましょう。

Q:ドライハーブ(乾燥ハーブ)でも効果は持続しますか?

香りが残っている間は使えますが、香りが弱くなるとゴキブリよけとしても弱くなります。

1週間〜10日を目安に交換し、香りが薄いと感じたら精油を数滴足すと使いやすいです。

枯れ葉のように放置すると有機物としてゴキブリのエサになりかねないため、古いものは早めに捨ててください。

Q:ゴキブリはハーブの香りに慣れてしまうというのは本当ですか?

同じ香りを長く置きっぱなしにすると、ゴキブリがその場所を危険ではないと覚える可能性があります。

ミント、クローブ、タイムなどを2週間ごとに替えたり、置き場所を少しずらしたりすると、慣れ対策になります。

香りが弱まったまま放置するより、少しずつ変化をつけるほうが続けやすいです。

まとめ~ハーブでのゴキブリ対策は侵入予防として賢く使おう~

ゴキブリ対策にハーブを使うなら、鉢植えを置くだけでなく精油スプレーやドライハーブも組み合わせるのがオススメです。

ミント、クローブ、アロマティカス、タイムは、玄関、窓際、シンク下などの侵入経路まわりで使いやすく、香りのローテーションを入れると慣れ対策にもなります。

一方で、バニラやアニスのような甘い香り、受け皿の溜まり水、放置した枯れ葉は、ゴキブリを呼び寄せる原因になります。

ハーブはあくまで寄せつけにくくする対策であり、すでに室内で幼虫を見かけるような状態では、プロの駆除で一度リセットするほうが安心です。

まっちる編集部
まっちる編集部
まずはミントの精油を用意し、玄関のドア下や窓のサッシへ一吹きするところから始めてみてくださいね。